2011年6月19日日曜日

ジャンナッツ・ティー・パーティー - 紅茶の缶を開けてみて

こんにちは。
「Janat」という紅茶の名前をご存知ですか?
Janatは、フランスの紅茶ブランドで、ジャンナッツと発音します。

6月4日の土曜日に、第一回ジャンナッツ・ティーパーティーが東京の水天宮で開催され、夫婦で参加してきました。
とても素晴らしいイベントで、幸運にもたまたま創業者の御子孫の方とお会いすることができ、
ブランドについてや、歴史、これからについての素晴らしいお話をうかがうことが出来ました。
ブランド創業者ジャンナッツ・ドレスさんのひ孫さんにあたるアレックス・ビジットさんと、
ジャンナッツ・ジャパンの創業者である前田光弘さんが、紅茶をかわしながら、たくさんの素晴らしいお話をしてくださいました。










  パーティーは、前田社長の優しく心温まる歓迎のお出迎えでスタートしました。
前田さんは、一つ一つのテーブルに足を運ばれ、ぜひご意見などお聞かせくださいと、ご挨拶されました。
前田さんの誠実で親身なたたずまいには感動をおぼえ、ホストとして、
また販売代理店の社長としての面持ちは期待していた想像を越えていて、
一層ブランドが好きになりました。

それから日本で大変有名な紅茶ガイドの桑原珠玉さんが、「ティーパーティーの開き方」について、
講義をしてくださいました。
桑原珠玉さん(AllAboutより)
http://allabout.co.jp/gm/gp/541/
桑原先生は、ティーパーティーを開催するにあたってのちょっとしたコツや手順について、
貴重な講義をしてくださいました。
また、ティーパーティーでの適切なテーブルコーディネーションについても、
いくつかのアイデアを教えてくださいました。
先生の当日のテーブルアレンジメント・サンプルは、とても素晴らしく、
フランスのプロバンス地方の雰囲気をイメージさせてくれるような内容でした。










南仏の雰囲気を反映して、ティーセットは、温かみのある穏やかな白い陶器のセットでした。
こうしたティーセットはとてもユニークで、ティーパーティーの素敵で温かい雰囲気にとてもマッチしていました。
あまり格式ばったものではなかったので、それがとても心地よかったのです。











また、テーブルクロスも緑と山吹色で統一された色とデザインで、プロバンスのイメージを盛り上げていました。
テーブルには、ジャンナッツブランドを象徴する、かわいい二匹の猫がいるのが見えますか?
猫は、サムとボーという名前だったそうですよ。










お花のアレンジメントもまたとても素敵でした。
そしてお皿のサンドウイッチやケーキもフランス風だったんです。
ハーブや雑穀の風味が紅茶と相まって、とてもおいしくいただきました。
そして、紅茶を飲みながら同じテーブルを共にさせていただいた皆さんと楽しく過ごせたことが、
本当によかったです。











講義の後、アレックス・ビジットさんから、直接ジャンナッツブランドのお話をお聞きするという、
すばらしい瞬間がやってきました。
いくつかのチラシでも、ジャンナッツ・ティーブレンダーとして、
ビジットさんのお名前とサインを見つけることができますね。
ビジットさんはアロマテシャン、つまりティーブレンダーというだけでなく、
ジャンナッツのブランド・リーダーでもあります。
実際の創業者のひ孫さんとして、ブランドそのものに対する彼の情熱を語ってくれました。
創業者のジャンナッツ・ドレスさんは、このユニークで素晴らしい紅茶ブランドを、
今からおよそ140年前の1872年に創業されました。
ブランドの系譜は、詳細にわたってジャンナッツのウェブサイトで知ることが出来ますので、
ぜひ一度ご覧になっていただけたらうれしいです。
ところが、ビジットさんのお話は、そのブランドの歴史にまつわることだけではなかったのです。
もっとずっとそれ以上のお話だったんです。
ビジットさんは、私たち人間にだけ与えられた特権で、他のどんな生き物とも区別してくれる、
夢をみるということへの情熱をお話してくれたんです。

ビジットさん:

「夢・・・
夢は情熱から生まれます。
夢はただ私達を未来と幸福に導いてくれるのです。
夢を持たなければ、今日のこの紅茶を飲みながらの素晴らしい時間も共にすることができなかったでしょう。
というのも、創業者の時代には、フランスからスリランカに向かう航海は、
三ヶ月以上もの長い間、天候や海賊からの身の安全、健康状態、
限られた通信手段、財力などなど、たくさんの危険にさらされながらのたびだったわけですから。
現代に比べてたくさんの不利な状況だったにも関わらず、
創業者は素晴らしい茶葉を輸入し、世界中で交易を行っていたのです。
もしも創業者が夢を持ち得なかったとしたら・・・」







そして、ビジットさんはロゴについてもお話しになりました。
猫のブランドマークは、夢の持ち主、つまり夢を持つ人であることを表しているそうです。
「猫はそもそも、犬や馬などの他のコンパニオンアニマル(ペット)と違って、
ご主人を必要としません。
猫は自由で、むしろ猫が飼い主の主人であるとでもいえるでしょう。」
猫の飼い主でもあるので、彼のこの考えにはすぐにその通り、と思って、うなづきました。
「猫は、自分でやりたいことを決めて、そしてただ、やりたいようにするのです。
猫を見ていると、夢の持ち主になることに、気づかされます。
私達は、ただひたすらに、やりたいことの夢をもち、やりたいような夢にしたがえばいいのです。
なぜなら、夢こそが、人として与えられた特権だからなんです。」

Pour L' amour de mon chat, qui m'a inspire des bonnes idees et que j'aime toujours. - Bejit
私にすばらしいアイデアを思いつかせてくれ、これからもずっと愛する、私のかわいい猫たちに捧げる-ビジット

私は、このジャンナッツのミッションに深く同調しました。








(我が家の猫です)

「夢は、ことばになって、自分の内側から伝えられて初めて、現実のものになります。
もしも、心の中にしまっているだけなら、決して現実のものにはなりません。
重要なのは、私たちの夢を、他の人たちの間で伝えることができる、どこにでも行けるような形に
変えていく必要があるということなんです。
なぜなら、夢は決して私たちの力だけでは、実現することがないからです。」

「ですから、私たちは、毎朝、茶葉の缶を開け、その香りを嗅ぎ、猫のロゴをながめ、
そして、ただ、心に夢を思い出すのです。
それがジャンナッツなんです。」

そんな素晴らしいビジットさんのお話でした。


















ジャンナッツ ウェブサイト
http://www.janatea.com/
http://www.janat.co.jp/

リトル・コロ

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